春待つ僕ら

体育館 汗の匂い 弾む声

放課後 走る君を捜す僕

変わらない思い出ばかりあるのに

変わってく自分だけが此処にいた


誇れることなどなくて わがままばかりの僕に

向き合ってくれた君を想うだけで 救われる


「つまらない」その一言で匙を投げ

すべてに見向きもせず誤魔化した

逃げてる僕をちゃんと叱って

命を吹き返してくれた君


君の好きなところなら 幾つでも言えるのに

君に嘘を吐いた日が まだ胸を締め付ける


君の醸す優しさにつられて

口を滑らせるように話したね

将来なりたいものや好きなことは云えたのに

大事なことは まだこの胸の中に


隣に居てくれたのが当たり前の幸せを

離れながら超える夜も恐くない悦びを

「青かった」と嘲って 片隅で待ち侘びてる